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論文

地上計測を用いた市街地からのセシウム-137流出率の評価

吉村 和也

KEK Proceedings 2018-7, p.36 - 40, 2018/11

市街環境におけるCs-137の分布状況は、被ばく線量予測や除染計画の策定において重要な情報である。本研究では草地などの浸透面のほか、市街環境に固有の被覆要素である屋根や壁面、舗装面について、Cs-137沈着量の経時変化を評価した。併せて沈着量の経時変化から、市街環境におけるCs-137の流出率について地上計測結果を基に推定した結果、市街環境では森林など他の土地利用よりも速やかに流出していることが示唆された。

論文

Anthropogenic radionuclides in sediment in the Japan Sea; Distribution and transport processes of particulate radionuclides

乙坂 重嘉; 天野 光; 伊藤 集通; 川村 英之; 小林 卓也; 鈴木 崇史; 外川 織彦; Chaykovskaya, E. L.*; Lishavskaya, T. S.*; Novichkov, V. P.*; et al.

Journal of Environmental Radioactivity, 91(3), p.128 - 145, 2006/00

 被引用回数:20 パーセンタイル:42.21(Environmental Sciences)

1998年から2002年にかけて、日本海の22観測点で観測した堆積物中の放射性核種($$^{90}$$Sr, $$^{137}$$Cs及び$$^{239+240}$$Pu)の存在量と存在比から、同海域における粒子状放射性核種の輸送と蓄積過程を明らかにした。日本海における堆積物中の$$^{90}$$Sr, $$^{137}$$Cs及び$$^{239+240}$$Puの存在量は、それぞれ0.6-87Bq/m$$^{2}$$, 5.9-379Bq/m$$^{2}$$及び0.6-78Bq/m$$^{2}$$の範囲であった。日本海盆及び大和海盆では、深海(水深2km以深)部における堆積物中の放射性核種存在量は同程度であったが、堆積物中の平均$$^{239+240}$$Pu/$$^{137}$$Cs比は大和海盆に比べて日本海盆で大きかった。特に西部日本海盆で見られた大きな$$^{239+240}$$Pu/$$^{137}$$Cs比は、この海域表層へのPu/Cs比の大きな粒子の生成と深海への急速な粒子沈降がもたらした結果であると結論付けられた。対馬海盆及び大和海盆縁辺部では、堆積物中の放射性核種の存在量及び$$^{239+240}$$Pu/$$^{137}$$Cs比が大きかった。対馬暖流による粒子状放射性核種の水平輸送が南部及び東部日本海における堆積物への大きな放射性核種の蓄積をもたらしたと考えられた。

論文

日本海における人工放射性核種の移行挙動に関する調査研究,2

乙坂 重嘉; 伊藤 集通; 川村 英之; 小林 卓也; 鈴木 崇史; 外川 織彦

第45回環境放射能調査研究成果論文抄録集,平成14年度, p.77 - 78, 2003/12

科学技術庁/文部科学省による受託研究と、ISTCパートナープロジェクトによって、日本海の22観測点で採取された海底土試料中の人工放射性核種(セシウム-137,ストロンチウム-90及びプルトニウム-239, 240)濃度について報告する。西部日本海盆では、全ての観測点で有意な放射能濃度が観測され、その水平的な変動は他の海域に比べて小さかった。旧ソ連及びロシアによる放射性核種の投棄海域(日本海盆の西側)とその他の海域との間には、有意な放射性核種濃度の差は見られなかった。大和海盆の一部の観測点では有意な放射能は検出されなかったが、その一方で南東部の2測点で局所的に大きな濃度が観測された。堆積物中の放射性核種濃度と観測点の水深の間に有意な相関関係は見られなかった。日本海における堆積物中の放射性核種濃度の分布は、放射性物質の投棄などの人為的な事象に起因するものではなく、それぞれの海域が持つ地理的特徴を反映したものであると考えられる。日本海における放射性核種の移行過程をより詳細に理解するために、沈降粒子による溶存成分の除去と鉛直輸送,海水流動,陸起源粒子の供給過程等といった物質循環過程を総合的に評価する必要がある。

論文

Anthropogenic radionuclides in sediment in the Japan Sea

乙坂 重嘉; 荒巻 能史*; 鈴木 崇史; 小林 卓也; 伊藤 集通; 外川 織彦; Chaykovskaya, E. L.*; Dunaev, A. L.*; Karasev, E. V.*; Novichkov, V. P.*; et al.

Proceedings of International Symposium on Radioecology and Environmental Dosimetry, p.390 - 395, 2003/10

1998年から2002年の間に、国際科学技術センター(ISTC)とのパートナープロジェクト及び、文部科学省からの受託研究のもとで、海底堆積物の採取と堆積物中の放射性核種の分析が行われた。本研究では、日本海の22測点における人為起源放射性核種(Cs-137, Sr-90及びPu-239+240)の分析結果を報告し、その分布と蓄積過程について議論する。日本海盆と大和海盆におけるCs-137の平均濃度は、それぞれ、1.0$$pm$$0.3, 1.0$$pm$$1.8Bq/kgであった。両海盆間で、堆積物中の放射性核種濃度に有意な差はなかったが、放射性核種濃度の分布には異なる特徴が見られた。日本海盆では、放射性核種濃度の水平分布の変動は小さかった。その一方で、大和海盆では、一部の測点で局所的に高い比放射能が観測された以外は、ほとんどの測点で有意な放射能は検出されなかった。日本海の堆積物中で最も高い放射能濃度は、大和海盆の南東縁辺で観測され、その濃度は、Cs-137が6.5$$pm$$0.6Bq/kg、Sr-90が1.4$$pm$$0.2Bq/kg、Pu-239+240が1.6$$pm$$0.1Bq/kgであった。日本海盆と大和海盆では、それぞれ特有の人為起源放射性核種の蓄積メカニズムが働いていたことが示唆された。

論文

チェルノブイル原子力発電所近傍モニタリングデータを用いた$$^{137}$$Csの外部被ばく線量評価パラメータの土質による差異に関する検討

高橋 知之*; 本間 俊充

保健物理, 36(2), p.111 - 121, 2001/06

地表面沈着した$$^{137}$$Csからの外部被曝は原子力施設の事故時の重要な被曝経路の一つである。この経路の線量評価では、セシウムの地表面からの減衰を表すのに、2成分の指数関数モデルが用いられ、各減衰成分の割合が重要なパラメータとなる。この研究では、チェルノブイリ発電所周辺の土壌表面における$$^{137}$$Csの濃度のモニタリングデータを用いて、土質ごとに減衰成分の割合の確率密度分布を検討した。その結果、土質によってこの減衰成分の割合が異なり、積算線量に大きな影響を及ぼすこと、線量評価の不確実さを低減するうえでは、土質ごとにパラメータを設定することが重要であることが明らかとなった。

報告書

群分離法の開発; NUCEF内に建設した群分離試験施設

山口 五十夫; 龍ヶ江 良三*; 森田 泰治; 近藤 康雄; 白橋 浩一; 山岸 功; 藤原 武; 藤本 啓一*; 谷津 修; 藤田 民義*; et al.

JAERI-Tech 94-030, 53 Pages, 1994/11

JAERI-Tech-94-030.pdf:4.61MB

群分離処理法の開発研究を行うため、年間1.85$$times$$10$$^{14}$$Bqの高レベル廃液を取り扱うことのできる研究施設を燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)に完成した。本研究施設は$$alpha$$放射体を含む放射性溶液の化学処理に適した気密構造の$$alpha$$-$$gamma$$型セルである。セル内には脱硝・濃縮装置、シュウ酸塩沈殿ろ過装置、ろ過機器、抽出器、イオン交換カラム、乾燥器、貯留タンク(10基)及びポンプ等で構成する群分離試験装置を設置した。主要機器は遠隔着脱コネクタを用いて交換可能であり、また、配管ルートを選定することにより多目的に使用できる。本群分離試験施設により、高レベル廃液中に含まれる元素を超ウラン元素群、Tc-白金族元素群、Sr-Cs群及びその他の元素群の4群に分離するプロセスについて試験する。

論文

Migration of radionuclides through the terrestrial environment; Dependence on chemical and physical forms

天野 光; 松永 武; 上野 隆; 柳瀬 信之; 小林 義威

3rd Int. Symp. on Advanced Nuclear Energy Research; Global Environment and Nuclear Energy, 4 Pages, 1991/00

環境中放射性核種移行に関し、将来にわたっても必要な研究として、放射性核種の環境媒体中での物理形・化学形同定及び物理形・化学形の違いによる移行挙動の違い評価また移行の絶対量評価が挙げられる。こうした研究の例として、実環境におけるトリチウムガス(HT)のトリチウム水(HTO)への転換、HTとHTOでの植物による取り込みの違い、また河川による$$^{137}$$Cs移行に関して行った研究を紹介する。トリチウムの主要な化学形としてHTとHTOがあるが、HTは環境中で主に土壌中バクテリア等の作用でHTOに転換される。カナダでHTガスの野外放出実験が行われ、これに参加し土壌によるHTOへの転換と沈着について評価した。またHTO移行については東海村の原子力施設周辺環境において測定評価した。$$^{137}$$Csはフォールアウト核種として環境中に蓄積しており、長く地表面に留まるが、河川により流出する。久慈川でその移行の特質及び移行の絶対量評価を行った。

報告書

高レベル廃液群分離技術の研究開発の成果と将来計画

久保田 益充; 中村 治人

JAERI-M 85-066, 22 Pages, 1985/06

JAERI-M-85-066.pdf:0.69MB

使用済核燃料の再処理に伴って発生する高レベル廃液を管理する一つの方法は、同廃液から、長寿命の超ウラン元素及び発熱量の大きいSr-90とCs-137を分離することである。現在までに、高レベル廃液からこれらの元素を回収するために溶媒抽出法とイオン交換法を主体とした群分離プロセスを開発してきた。また、このプロセスについて、動燃事業団の再処理工場から発生した高レベル実廃による試験を行い、その有効性を確認してきた。本報告書では、群分離技術の研究開発の成果と1984年に実施した群分離についての中間評価及び従来の対象元素に付け加えてNp-237とTc-99の回収を重点とした将来計画について述べる。

報告書

放射性ガラス固化体の浸出試験

馬場 恒孝; 松本 征一郎; 田代 晋吾; 中村 治人

JAERI-M 84-140, 12 Pages, 1984/08

JAERI-M-84-140.pdf:0.51MB

WASTEFにおける、合成廃棄ガラス固化体の特性試験の一環として、最近の代表的な組成のガラス固化体からの$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{9}$$Cs、$$^{9}$$$$^{0}$$Sr及び$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$Puの浸出率をソックスレー型浸出試験装置を使用して測定した。その結果、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{9}$$Cs及び$$^{9}$$$$^{0}$$Srの浸出率はそれぞれ、4.28$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$g/cm$$^{2}$$.Dayであって、これらの値はコールド試験結果とほとんど差がなかった。$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$Puの浸出率は1.82$$times$$10$$^{-}$$$$^{6}$$G/cm$$^{2}$$.Dayであった。また、浸出試験の過程で検知された現象から、浸出した放射性物質の挙動について考察した。その結果、Puの進出液中の濃度はPuの溶解度に依存することがわかった。

論文

Gamma irradiation facilities

田村 直幸

Radiation Physics and Chemistry, 18(1-2), p.281 - 291, 1981/00

放射線加工処理用のガンマ線照射施設について、その現状を国内及び高崎研の照射施設を中心に述べた。放射線加工処理用のRI線源の条件としては、長い半減期、カプセルの安全性、低コストの出力、将来にわたっての安定供給などがあげられる。RIガンマ線源としては、当面$$^{6}$$$$^{0}$$Coに依存しなければならないが、コスト的な問題から将来、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csも考える必要がある。照射施設における線源の格納はIAEAの放射性物質輸送規則の改止後は、従来鉛容器格納が多かった100kCi以下の線源についても、水プール格納方式が有利になっている。このほか、国内の加工処理用商業施設とその内容、ガンマ線照射施設で使用している基準線量計、実用線量計の特徴、照射施設の付帯設備、材料の長期間の照射に伴う劣化などについても述べた。

論文

照射施設と線量測定

大島 裕之助; 田村 直幸; 田中 隆一

原子力工業, 25(6), p.79 - 111, 1979/00

照射施設として電子加速器の種類とその特長を述べ、RI線源として$$^{6}$$$$^{0}$$Coと$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csについて述べた。また照射室の設計について遮蔽、インターロック、換気について述べてある。線量測定では放射線プロセス用としての二次線量計とそれらの精度について述べてある。

論文

灰化および塩酸処理操作による全食品中のセシウム-137およびカリウムの損失

赤石 準; 岩本 順子; 藤田 稔

Radioisotopes, 15(3), p.103 - 108, 1966/00

全食品試料の乾式灰化および灰化試料の塩酸処理におけるフォールアウト$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csと天然に含まれているカリウムの損失について検討した。1963年~1965年にかけて採取した2日あるいは5日間の全食品を試料とし、試料自体に含まれている$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csおよび$$^{4}$$$$^{0}$$Kに着目して、これらの操作における損失を$$gamma$$線スペクトロメトリーにより求めた。灰化操作では、450$$^{circ}$$Cと600$$^{circ}$$Cにおいて2~20時間の灰化を行なった結果、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csの損失は両者の間に有意な差がみられず、10時間の灰化で数パーセントの損失が認められた。一方、カリウムについては損失はなかった。灰化料試の塩酸(1:1)処理では、カリウムは全量が溶出したが、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csの溶出は80~90パーセントであった。

論文

灰化及び塩酸処理操作における全食品中のセシウム-137及びカリウムの損失

赤石 準; 岩本 順子; 藤田 稔

Radioisotopes, 15(3), p.103 - 108, 1966/00

抄録なし

口頭

福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立,7; 市街環境における空間線量率とセシウム-137の分布調査

吉村 和也; 斎藤 公明; 藤原 健壮; 中間 茂雄; 三上 智

no journal, , 

帰還困難区域内の市街環境における空間線量率、およびセシウム-137沈着量の平面分布を評価するため、無人ヘリコプターサーベイ、およびKURAMA-IIシステムによる歩行サーベイを大熊町、および富岡町にて実施した。得られた結果から、市街環境における空間線量率、およびセシウム-137沈着量をマッピングした。

口頭

福島における放射性物質の分布状況調査と関連研究,4; 市街環境における被覆面ごとのセシウム-137分布特性

吉村 和也; 斎藤 公明; 藤原 健壮

no journal, , 

市街環境におけるCs-137の分布状況は、被ばく線量予測や除染計画の策定において重要な情報である。市街環境は屋根や壁面、舗装面、未舗装面など、様々な要素に覆われており、これら被覆要素ごとにCs-137の初期沈着やウェザリング効果が異なることが予想される。そのため、本発表では被覆要素ごとのCs-137の分布状況について評価した。舗装面や屋根といった人工的な被覆面における相対沈着量は、周辺の土壌における沈着量に比較し顕著に低く、初期沈着時のWash-offや初期のウェザリングが沈着量の低下に寄与したことが推測された。

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